月別アーカイブ: 2014年2月

必至vs31手詰

・・・なんてタイトルで以前騙しましたが(これの最後)
先日の対局で本当にそんな局面が現れたので紹介。

たま140224
香落ち上手で持ち時間は20分-40秒。
上手の三間飛車に下手の右四間端桂米長玉(呼び方は適当)で
いろいろあって図の局面。

下手玉は部分的には必至(もしかしたら逃れがあるかも)で、
対局中は勝った(ニヤリ)と思ってましたが
ここから上手玉に表題のとおり長い詰みがありました。

おしまい。

たま菓子

第65回さっぽろ雪まつり、小樽雪あかりの路など

2泊3日で函館、札幌、小樽に行ってきました。
画像は、デジカメを持っていくのを忘れたのでiphoneのカメラで撮影したものです。

今回は雪まつりメインで、函館の画像は割愛します。函館の夜景を綺麗に撮れたときにはブログに掲載したいと思います。

まず、さっぽろ雪まつりについて簡単に説明しておこうと思います。
雪まつりは、毎年2月上旬に札幌市で開かれ、200万人以上が訪れる雪像、氷像の展示イベントです。今年は、雪像が大小合わせて108基、氷像が計66基が製作されました。その他スケートリンクや、北海道や世界の食が楽しめるコーナーがあり、プロジェクションマッピングも行われています。
以下、個人的に惹かれたもの雪像、氷像を貼っていきます。

すすきのの氷像2基。すすきの会場は小さな氷像が60基あります。
写真 14-02-06 16 02 59

写真 14-02-06 16 03 33

大通にあるさっぽろテレビ塔。
大通会場はこのテレビ塔から西に1.3kmにわたって雪像、氷像が展示されてあります。雪まつりはここがメイン。
写真 14-02-06 20 36 03

テレビ塔の展望台からの眺め。
写真 14-02-06 21 31 00

大雪像「ウィンタースポーツ天国、北海道!」
写真 14-02-06 21 41 26

大雪像「スルタン・アブドゥル・サマド・ビル」
1894年にマレーシアに建てられた旧連邦事務局ビル。
写真 14-02-06 21 48 47

大雪像「イティマド・ウッダウラ」
1620年代にインドに建てられた白大理石の建物。
写真 14-02-06 21 51 27

大氷像「ハートの宮殿」
写真 14-02-06 20 35 27

大氷像「台湾‐伝統とモダン」
氷像中央が台北にある「国立故宮博物院」(69万点以上が収蔵されている世界有数の博物館)、左手に見えるのが「台北101」(高さ509.2mの超高層ビル)
写真 14-02-06 21 38 52

以下は、小さな雪像。
写真 14-02-07 15 31 59
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雪まつりでは、国際雪像コンクールも開催。写真はポーランドの方が雪像製作しているところ。
写真 14-02-07 15 38 56

SNOW MIKU雪像
写真 14-02-07 15 47 34

雪まつりの紹介は以上です。次は札幌市内の画像をいくつか。

札幌駅
写真 14-02-07 16 17 24

札幌市時計台。日本3大がっかりスポットの1つとも言われていたり。。。
写真 14-02-06 17 52 30

すすきの交差点。札幌で最も有名な画像の1つではないでしょうか。
ニッカウィスキーなどのネオンが光っていればなお良かったのでしょうが、深夜2時ごろ撮影したのが悪かったのかネオンは消灯していました。23時ごろ見たときは灯っていたんですけどね・・・
写真 14-02-07 2 28 09

06年にオープンした札幌の新しい大型商業施設ノルベサ。フランス語で北を意味する「Nord」と北海道弁の「べさ」をかけたらしいです。屋上には観覧車あり。
写真 14-02-06 22 03 53

滑り止め用の砂が中に入っているらしいです。市内のとある交差点にて。
写真 14-02-07 15 22 13

札幌を離れて小樽市へ。
2月上旬には小樽運河にキャンドルを浮かべる「雪あかりの路」が開催されています。
幻想的な光景が人気で、年間50万人近くが訪れる冬のイベントです。
写真 14-02-07 17 29 26

積もった雪に窪みを作って、そこにキャンドルを入れています。運河沿いにもたくさんあり、多くの観光客が写真を撮っていました。
写真 14-02-07 17 41 25

小樽駅前
写真 14-02-07 17 16 57

おまけ。北海道限定の飲食物。
左から、ラッキーピエロのハンバーガー、サッポロクラシック(缶ビール)、ガラナエール、コアップガラナ、カツゲン(乳酸菌飲料)
ガラナ飲料はコーラやドクターペッパーに似た味です。カツゲンはヤクルトに似た味です。興味がある方は北海道へ行った際にぜひ。なお、ガラナはここに紹介した以外にも別会社のガラナがあります。
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C級1組 第9節

どうもShimaです。
「順位戦C級ウォッチング」第十一回ということで▲阪口悟五段△近藤正和六段の対局を紹介します。

近藤正和六段はご存知ゴキゲン中飛車の生みの親として有名ですが、
対する阪口五段も中飛車のエキスパートとして有名です。
著書「ワンパク中飛車」は現在の先手中飛車の礎ともいうべき内容が記されています。

そんな二人の対局は相中飛車・・・とはならず、
阪口五段が石田流を目指したところで角交換~お互い馬を作る力戦形になりました。

第1図

図は駒組みが一段落したところ。
先手が一歩得していますが、後手の駒組みの方が伸び伸びしているので釣り合いは取れています。

むしろこの局面、後手には△7一玉~△8二玉や△9六歩~△9八歩など指したい手があるのに対し、
先手には短期的に大きなプラスになる手に乏しくやや忙しい意味がありそうです。
そこで先手の次の一手は▲3五歩!

第2図

思い切った打開で驚きました。
△3六歩が見えていますが、後に▲3四歩~▲3三歩成となれば銀を引かせることができ、
その間に中央にて厚みで勝負しようという意図があるように思われます。

以下△3六歩▲3四歩△3七歩成▲同金△4五桂打!

第3図

▲3三歩成△3七桂成▲同金△6五歩!▲5五歩!

第4図

△同銀▲同銀△同馬▲4三と
と凄まじい殴り合いに突入します。
後手もと金を放置しておくのはかなり怖いところですが、
相手の言い分を通さないことがより大事だということなのでしょう。
私なんかはまず受けることから考えてしまいますが。。。

第5図

更に数手進んだこの局面も、△5一歩と受けるかと思いきや、
△5六歩▲同銀△同馬▲6四桂!とやはり攻め合います。
ここまで来たら最早お互い歯止めが効かない状況なのでしょうね。

この後も激しい殴り合いが続きますが、最後に制したのは後手の近藤六段でした。
迫力のある攻め合いが全面的に展開された好局だったと思います。